サロンの仕上がりを自宅でも!ホームカラーの裏技

最近、ホームカラーをされているお客様が多くなっていて、髪のダメージが進行している方も多く感じます。

乾いている時はサラサラでツヤもあるのですが、濡らした途端にギシギシして引っ掛かたり、髪の水分が少なく、重さを感じない事も。

そこで、サロンカラーをおすすめしたいのは山々なのですが、それなりの理由があってホームカラーを選んでいると思うので、

まずは、ダメージを極力少なくする染め方を書いておこうと思います。

注)メーカーの用法、容量とは違う独自のアレンジが含まれますので、あくまでも”自己責任”で行って下さい。

  1. 髪をシャワーで濡らし、タオルでよく拭きます。
    全体が均一に湿っているのがベスト。濡らしておく事で、キューティクルが少し開き、染まりやすくなると同時に、水分がクッションとなり、薬剤の刺激をちょっとだけ和らげます。 
  2. 毛先のダメージ部分にトリートメントを少量つけます。
    薬剤からの刺激を和らげ、ダメージの進行を防ぎます。ダメージ部分は必要以上に薬剤を吸いやすく、特に毛先はパサつきが出やすいため、しっかり保護しておく事が必要です。 
  3. カラー剤を混ぜます。
    1剤と2剤を同量ずつ、ホホバオイルを小さじ一杯程度加えて混ぜます。(染まりづらい髪質の方はオイル無しで)オイルを入れる事で、髪が硬くなりづらく、ツヤも出やすい処方となります。ホホバオイル以外には、グレープシードオイルやマカデミアナッツオイルなどもおすすめです。
    頭皮がしみやすい方は、頭皮全体に薄く(全体で10滴程度)オイルをつけておくと、刺激を和らげることができます。
     
  4. カラー剤を塗布します。
    白髪の気になる所や、染まりにくい所(前頭部、襟足)から塗ります。始めに塗りやすいように分けとっておくと良いでしょう。塗布後は説明書に書いてある通りに時間を置きます。
    基本は常温です。温めると染まりは早くなりますが、それ以上にダメージが進行してしまいます。
  5. 染まり具合をチェック
    最も気になっていた所のカラー剤を指でとり、染まったかどうかチェックします。
    染まっているようなら、次へ進みます。染まっていないようなら、少し延長しましょう。
    この時、標準の放置時間の1.5倍までを限度に延長し、それでも染まらない場合は、一度洗い流してから、再度カラー剤を塗布する事をおすすめします。
    そのカラー剤の色が、希望する物と違っていた場合、長い時間置いても、ダメージが進行するだけなので、注意して下さい。
     
  6. 洗い流すまえに、酸でアルカリを中和し、キューティクルを引き締めます。
    【中和剤の作り方】
    DHCのビタミンC(アスコルビン酸)カプセル1個の中身を、1リットルのペットボトルに入れ、ぬるま湯1リットルで溶かします。これを半分(500ml)洗面器に入れて、手ですくって頭に付いているカラー剤に揉み込み、ヌルヌルにします(約1分)。手触りがツルっと変わってきたらOK。
    リンゴ酢などを薄めても同じ効果がありそうです。濃度は10倍くらいで良いと思いますが、実験してないのでやられた方は教えて下さい。
     
  7. しっかりシャワーで流します。
    ここでカラー剤が残っていると、後で明るくなったり、ダメージの原因になるので、しっかり洗い流します。 
  8. シャンプーします。
    ヘアカラー用のシャンプー剤がベストです。特に、酸性のものや、ヘマチンを配合したものがおすすめです。
    ※ヘマチンは、血液中のヘモグロビンに含まれる成分で、カラー剤に使われる過酸化水素を分解してくれます。過酸化水素が毛髪中に残留すると、徐々に髪を明るくすることがあります。
     
  9. 髪を酸性に戻します。
    シャンプーをしっかり流したら、先ほど使用した中和剤の残りを使って、髪を弱酸性に戻します。
    洗面器に中和剤を入れたら、手ですくって髪に揉み込みます。1分程繰り返します。
     
  10. トリートメントをつけます。
    中和剤は流さず、重ねてトリートメントを塗布します。毛先に多く揉み込み、根元は少なめが基本です。
    トリートメントの効果が出にくい方は、重ねて「ヘルシア緑茶」を揉み込んでみましょう。キューティクルが引き締まって、栄養を中に閉じ込めてくれるかもしれません。
    つけたら5分程置いてから流します。このとき、地肌をしっかり流し、毛先にはトリートメントが少し残っているくらいがベストです。
  11. 乾かして仕上げ。
    タオルでしっかり拭いたら、洗い流さないトリートメントをつけて乾かします。
    完全に乾かす事で、キューティクルがしっかり閉じ、髪は元のコンディションに近づきます。

※カラーをしてから1週間は、トリートメントを欠かさずに!

以上のやり方で、かなりコンディションは良くなりますが、健康な状態と比べると、まだまだ不安定な状態です。空気酸化や皮脂が馴染んだりしながら、徐々に安定していきますので、我が子のように大事に扱って下さい。

当サロンでは、専用のトリートメント等を使用して、これらの項目を施術しています。読んでも解らなかった事など、お気軽にお問い合わせ下さい。

また、当サロンのカラーメニューもよろしくお願いしますね。